ソーシャルメディア（Social media）とソーシャルネットワーク（Social network）の違いはご存じでしょうか。
ウィキペディアによると
ソーシャルメディア（英語: Social media）とは、誰もが参加できる広範的な情報発信技術を用いて、社会的相互性を通じて広がっていくように設計されたメディアである。双方向のコミュニケーションができることが特長である。しばしば、ティム・オライリーによって提唱されたWeb 2.0の概念を具現化した一つの形として考えられる
ソーシャル・ネットワーキング・サービス（英: social networking service、SNS）とは、インターネット上の交流を通して社会的ネットワーク（ソーシャル・ネットワーク）を構築するサービスのことである
簡易な考え方はソーシャルメディアの中にSNSが含まれている感じです。SNSもメディア化するものによって、価値を高めていくものです。
しかし、今となって、各主要なサービスの性質が変わりつつ、どんどん複雑くなっています。大雑把な捉え方として、各サービスがメディア属性が強いのかネットワーク属性が強いのかがサービスの方向が変わってしまいます。ちょうど先日、中国のWeibo.com（新浪微博）2015年度の決算(外部リンク)が発表されていて、中国におけるサービスについてみてみたいと思います。
決算の内容は上記のURLにて確認できます。かなり好調です!アリババ由来以外の売上も伸びていた。中国におけるサービスは Weiboがソーシャルメディアで、Wechatがソーシャルネットワークの分け方もできます。中国の場合は、Wechatが断トツ利用率が高いアプリに対して、TimeLineの投稿よりは、チャットの利用率が高いため、公開される情報コンテンツがWeiboより少ないと考えられます。また、広告主としては、現在WechatよりはWeiboの方が短期間でより多くのユーザーにリーチできるので、広告に向いてるといえます。
Weiboがこれからの方向
・バーティカル
メディア方向ですので、コンテンツが大事。バーティカルと自媒体に力を入れるらしいです。コンテンツ生産能力のあるところと収益を分配する仕組みです。また、网红事務所と業務提携し（現在10社ぐらい）、個人での運営がこれから難しいくなると考えられます。乱戦時代から、正規運営にシフトするの信号です。
・動画コンテンツ
中国でQQ（チャットアプリ、テンセント）の全盛期MAUは8～9億に対し、QQ空间が4億ぐらい。アメリカでFacebookのDAUが1.6～1.7億に対し、Instagramが6～7千万です（半分で考えるとInstagramがもうそろそろピークに達します）。Weichatが全盛期に入るとMAUは8～9億になると考え、Weiboが4億になる(現在は2億ので、まだ伸びます）YoutubeのDAUは1.2億ですので、Facebookの約8割です。要するにWeiboがうまく行けば、天井を4億から6億までに上げることが可能になります。
