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アリババVRラボが「buy+」のプロモーションビデオを発表

皆さん、こんにちは、mqmの王です。

このコーナーの久々の更新となります。最近中国関連情報がかなり多い中、なかなか更新ができず、申し訳ございません。m_m

ちょうど個人的にも興味がある分野であるVR(バーチャルリアリティ Virtual Realityつまり、仮想現実の意味です)の関連で、先日、あのアリババが「buy+」のプロモーションビデオ(先頭の動画)を発表し、すごく共感があったので、記事にします。

もとの動画はYouKuにアップロードされましたが、見れなかったので、YouTubeにある動画をシェアさせました。アリババの公式ページがなかったもので、もしご存じの方がいればご教示願います。

YouKuの動画はこちら 


では、

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「buy+」とは

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アリババが4ヶ月後にリリースする予定のVRのサービスのことです。VRを通じて、商品やショップなどをデータ化し、現場に行かなくても、実物を確認することをできるようにするらしいです。見るだけではなく、実際の触感なども再現する予定があるらしいです。

ちなみにbuy+は中国語の「败家」の発音しており、買い物しすぎて、家の経済的に破たんする意味をします。

プロモーションは素晴らしいですが、4ヶ月後にどんなサービスがリリースされるのかが楽しみです。恐らく、最初はそれほど期待できないかもしれませんが、方向的にはすごいことになるはずです。


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「buy+」VRの課題

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buy+のみならず、VR×ECはすごく期待できる分野であり、しかし、現在のネットショッピングと同じように普及できるまでは、技術、コストなど大きな壁があります。アリババのような巨大な企業がどこまでやれるかを見てみたいです。個人的に注目したいのはこの2点です。


コスト:

大量な商品などの実物をデータ化するのに、コストが一番ネックなところです。普及させるのに、簡単に低コストでデータ化する手段が必ず必要とします。動画の中にTPMSというわからない技術で、商品をデータ化する「造物神计划」(プロジェクト名)をスタートするみたいですが、本当かどうかが分かりません。本当だとしても、ショップ側に対応が面倒そうな感じです。現実味あるやり方は、商品製造段階のデータなどを使う方がまだいいかもしれません。


ハードウェアの普及:

ヘッドセットなど端末の価格まだ高いままで、普及されるまではまだ時間かかりそうです。また、動画にもあったように、ジェスチャーコントロールはまだ完璧にできてないです。とくに違うメーカーの端末で同じ体験をできることは大変難しいことです。VRゴーグル×ジェスチャーコントロール×WEBVRを期待すべきかなと思います。現段階では、ジェスチャーコントロールが欲しいです。ないとかなり不便です。


VRについては各メディアはハードウェアを最も注目してますが、コンテンツの配布や安価に制作できる技術が普及に最も大事な役割を果たしていると思います。また、ヘッドセットをつけるなどの行為も不自然に思われます。裸眼やメガネサイズまでのものがほしいですね。


補足:

VRの一番の欠点とも言えますが、一人でしか楽しめないことです。ハードの進歩による体験がよくなりますが、ヘッドセットなど余計なものをつけないといけないことは、他の人と楽しみを共有することができません。何か改善できる方法があれば、普及にかなりのプラス要素となりますね。