先日は 中国巨大O2O新美大(CIP) 新たに33億ドルを調達 評価額が180億ドルに をご報告しましたが、本日また新たの情報が入りました。表題通り、アリババは新美大の持ち株を約9億ドルで売却したらしいです!ちなみに、アリババの関連で新美大の評価額が180億ドルではなく、125億ドルになるみたいです。今回の売却は、自社の「口碑网」に専念するため、決定したようです。
また、アリババグループ、予測を上回るのQ4決算が発表されました。
詳しくはこちら
http://www.alibabagroup.com/en/ir/presentations/pre160128.pdf
・アニュアルアクティブバイヤー4.07億
・モバイルMAU3.93億
・売上345億元(約6230億円)YoY32%
・GMV(Gross Merchandise Volume)9640億元(約17.4兆円)YoY23%
・アリクラウド126%成長
・FCF237億元(約4350億円)
今回の決算は本業以外に、注目事業としては
・O2Oの「口碑网」(前述)Q4流通額が158億円(約2855億円)まで成長し、10億元のプロモーション予算を組んで、Taobaoプラットフォーム方式で飲食店を囲み方針を立てているようです。
・コミュニケーションツール「钉钉」は前回発表の85万社導入から100万社まで成長している。次々新機能を追加し、プラットフォーム化もしている。
・クラウド「阿里云」前回「中国BATの2015年の動き」の記事でご紹介したように、2015年60億円の投資していることで、さらにインフラを強化していく流れです。
・物流「菜鸟网络」中国の88都市間翌日着を実現し、「SUNING蘇寧電器」との物流や海外の郵政と連携し、グローバルレベルで拠点を立てています。
株価にかんしては、中国の景気失速や株安、元安などの背景で、アリババの成長に懸念しているではないかとみられている。