皆さん、こんにちは、mqmの王です。
先日、中国北京で開催された「CHITEC 2016」で、「巴铁」という新しい公共交通乗り物が発表されました。形が斬新で、今年8月から「秦皇岛」で運行開始するらしいです。一度、乗ってみたいですね。
開発理由としては、中国特有の交通問題で、とにかく渋滞がひどいです!自動車がどんどん増えて、インフラが整備されていないことが現実です。北京、上海のような大都市では、地下鉄が整備されているにも関わらず、渋滞がひどいです。さらに、中小規模の都市では、地下鉄の建設費用が高いので、なかなか採用されない事実もあります。それを解消するために、開発されたらしいです。コストは地下鉄の20%ぐらい、1200人から1400人を乗せることが可能になるそうです。完全に電気駆動で、時速はマックス60キロ。実車は現在生産中らしいで、8月から実車運行になるので、もうすぐですね。
下層スペースは一般自動車の通行可能になるので、渋滞の解消を期待できます。2M以下の自動車が通行可能で、ほとんどの車が通れます。
個人的には素晴らしいと思います。地下鉄が整備されていない都市では、通勤はバスか車になるので、距離的には短いのに、片道で2時間かかるとかは日常茶飯事らしいです。これで渋滞をどれほど解消されるかは、8月以降に分かるので、効果があげれば中国のあちこちで一般の乗り物になるはずです。
しかも、中国だけではなく、東南アジアの国々は同じ問題が抱えているので、マーケット的にはスケールが大きいですね。